大阪市旭区にある生島歯科医院

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生島歯科医院

予防歯科

酸蝕症の診断・対応について

日本の成人の酸蝕症羅漢率はなんと26.1%に及びます。
歯科疾患ではう蝕、歯周病に「Tooth wear」が続いて3番目に多い疾患です。Tooth wearとはむし歯でもないのに、歯が溶けたり欠けたりする疾患です。
一般的に要因としては咬耗、摩耗、酸蝕、アブフラクションが主な要因です。

「咬耗」=歯と歯の接触に起因し1㎜/30年程度すり減る現象
「摩耗」=歯以外の物理的な要因での歯のすり減り
「アブフラクション」=過剰な咬合圧による歯頚部のエナメル質の損傷

「Tooth wear」は単独ではなく相互に関与する事によって進行し症状が出現します。

酸蝕の原因は内因と外因があり、内因には胃食道逆流症、摂食障害があります。
が医院には炭酸飲料などの三星食品の過剰摂取が主因です。
(併せて、当ブログ記事記事「酸蝕症のわかりやすい写真」もご確認ください)

またPhの高さだけが問題ではありません。例えばコーラはPh2、オレンジジュースはPh4、と酸性度はコーラのほうが大きいですが、オレンジジュースにはクエン酸が含まれており、脱灰能は同等です。同じくスポーツドリンク類にもクエン酸が含まれているので、注意が必要です。
酸による脱灰は直接的ですが数分で中和される一方で、カリエスは細菌が産成する酸によるため1時間程度かかります。
う蝕による歯牙の欠損には2次象牙質ができますが、酸蝕による場合は象牙質が生成されにくいため、歯牙の実質欠損は早めに修復するほうが良いです。

酸蝕症の診断のために問診で食習慣をチェックするすることが最も重要です。
しかし食習慣を変更するのは難しく、特に「健康に良い」と信じている場合はなおさらです。

小児のDEに咬耗がある場合は将来を考えて食生活の改善を勧めます。

【大阪府歯科保険医協会講演より抜粋】